診療内容について
一般歯科とは、小児歯科・矯正歯科・口腔外科といった 特殊な歯の治療ではなく、むし歯治療や歯周病の治療など、通常患者さんが歯科医院に通院した際に受ける治療のことをいいます。
池上歯科医院では、治療に関するあらゆる角度からの説明を行い、患者さんに充分理解して頂いた上で、患者さんの立場に立った治療を行います。
小児歯科では、ムシ歯の治療や予防はもちろん、歯みがき指導や定期健診などで子どもの体と心の成長に合わせてお口の健康をサポートしていきます。
また、フッ素を歯に塗ることによって、虫歯抑制効果と歯の再石灰化の効果が働き、虫歯を予防できます。
虫歯治療
虫歯の進行度合いによって、処置内容が変わります。また、人や部位によってそのスピードは変化します。虫歯のことを”カリエス”と呼び「C」と表します。
むし歯の症状と対処法 | ||
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症状 | 黒くなったり、穴があるというところまでは進んでいません。まだ歯に穴が開いていませんから、適切な歯磨きをすれば元の健康な状態に戻すことができます。 | |
対処法 | ■フッ素配合の歯磨き粉やうがい薬を使用し、正しいブラッシング方法で歯みがきをする ■歯科医院でのフッ素塗布等の予防治療を受ける |
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症状 | エナメル質(歯のいちばん固い外側の部分)が細菌に溶かされはじめます。エナメル質には神経がないので痛みなどはありません。 | |
対処法 | ■虫歯の部分だけを削って、つめものをするか、かぶせものをする | |
症状 | 細菌が象牙質(エナメル質の次にある部分。歯の神経を守る壁)にまで達しています。穴があき、黒っぽくなって見ためにわかるようになります。 | |
対処法 | ■虫歯に侵された部分を削り取り、形を整え、つめものをする | |
症状 | 神経(歯髄)に虫歯が達しています。どんどん痛みがひどくなってきます。猛烈に痛いのでどこが痛いのかもわからなくなって、麻酔もききづらくなります(急性歯髄炎)。しかし、治療を受けずにほおっておくと痛みがとまることがあります。神経が死んで感覚がなくなってくるからです(根尖性歯周炎)。 | |
対処法 | ■冠をかぶせる ■クラウン(神経が死んでいる場合のクラウン) |
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症状 | 穴がどんどん広がって、歯がほとんどない状態。歯根だけが残ります。神経(歯髄)が死んで腐敗し、膿みが出て悪臭がします。歯根の先やまわりにまで炎症がおよび、歯茎の中の骨が溶けて、さらに痛みが起こり熱が出ることもあります。 | |
対処法 | ここまできたら歯を抜くしかありません。まれに歯根の状態がよいと、歯根を残し義歯をかぶせることもあります。 ■ブリッジ(固定式入れ歯) ■義歯(取り外し式入れ歯) ■インプラント |
審美歯科とは、歯や歯肉の病気を治すだけでなく、一本一本の歯をより自然に美しく改善していく治療です。つまり、歯の美しさに重点を置いた「歯の美容整形」とも言える治療なのです。
審美歯科は、歯をきれいにするだけではなく、機能や構造を重視した上で、より自然で違和感のないトータル的な美しさを目指す治療法です。
池上歯科医院では、患者様のお悩みやご要望をきちんとお聞きし、患者様とともに美しい口元づくりを目指し、歯の色や形、歯並びなどのお悩みを改善していきます。
ホワイトニングは、歯の表面に付着した色素だけを落とすのではなく、歯の表面を傷つけることなく歯の中にある色素を分解して歯の明るさを上げて白くしていきます。
クリーニングという審美的方法によって、色素や歯石を取り除きます。定期なクリーニングは、そのままの歯の定期検診にもなるわけです。
オールセラミックスクラウンは歯の全面にセラミックス製のクラウン(冠)をかぶせ、固定する方法です。金属をまったく使っていないので、歯ぐきにもやさしく、透明感があって、より審美性に優れています。
ラミネートベニア治療とは、歯の表面をごく薄く削り、セラミック製のシェル(薄片)を貼り付ける治療法です。ホワイトニング効果の出にくい歯の変色、前歯のすきっ歯などを、短期間で改善します。
現在、歯周病は多くの方が知るメジャーな病気となりました。
成人では歯を失う原因の大きな割合を占めるため、カリエス(虫歯)と並ぶ歯科の二大疾患に数えられます。
何をするにも土台がしっかりしていないと、すぐ痛みが出たり、壊れたりします。
しかし、診療室で実際患者様と話をしてみると、歯周病に関して勘違いをされている方も多いようです。
池上歯科医院では、患者様に合った治療計画を作成します。慢性疾患なので少し時間が掛かります。
歯周病とは
重症な歯周病はかつて「歯槽膿漏」と呼ばれていました。
歯周病はその名の通り、「歯」の「周」りの病気です。
歯肉(歯ぐき)の炎症から始まり(歯肉炎)、やがて重症化すると「歯周炎」と呼ばれます。
歯周病の原因は、口の中の細菌由来の「プラーク(歯垢)」であり、プラークは「細菌」の塊で、カリエス(虫歯)の原因の一つでもあります。
口の健康を保つにはこのプラークをブラッシングなどで落とすことが必要となります。
歯周病も虫歯も歯の周囲を清潔に保てば決して発症することはないため、「生活習慣病」とも言えると思います。
また歯周病は糖尿病や肝臓疾患と同じように「沈黙の病気」とも言われています。
歯周病セルフチェック
口臭が気になる
朝起きた時、口の中がネバネバする
ブラッシング時に出血する
歯肉がむずかゆく、痛みや膿が出るときがある
歯茎が腫れる
歯がぐらぐらする
歯が長くなってきた気がする
歯の隙間が大きくなってきた気がする
歯医者で使用されるレーザー装置は、痛みが出ないようにコントロールして使うことのできる装置です。
装置の種類によっては、痛みを少なくする効果があるものもあります。
歯科治療に用いられるレーザー治療は、ほんの一瞬照射されるだけなので、痛みを感じることなく終了します。「痛みを感じない」とおっしゃる患者様がほとんどです。
しかし、「熱くないよう」「痛くないよう」安全にコントロールして使うことができるようになるには、定期的な技術の訓練が必要です。
池上歯科医院では、レーザーの技術訓練を受けており、より安全にレーザーを扱うことができます。
レーザーを歯や歯肉に照射しても、特に副作用はありません。 また、レーザーはお体に電気を通さないため、心臓に持病のある方やペースメーカーを使用されている方、高血圧の方、妊娠中の方でも安心して受けることができます。